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臨床検査

ノロウイルス (便) 検査について

(平成 20 年 6 月 18 日付食安発第 0618005 号)
大量調理施設衛生管理マニュアルの改訂に伴い、必要に応じ 10 月~ 3 月にノロウイルス検査を実施するように変更になりました。

冬場に発生する食中毒、感染性胃腸炎の主な原因です。
ウィルスに感染して、発症するまで 24 ~ 48 時間かかります。
主な症状は、吐き気、嘔吐、下痢、発熱、腹痛です。
感染後、ウィルスが便の中に、2 週間前後出てきますので、気をつけてください。
ノロウィルス感染者の糞便、1 グラムあたりに数億個のウィルスがいます。
ヒトだけに感染し、ヒトの小腸でのみ増殖します。

ほとんどが経口感染
  • ノロウィルス感染者の糞便や嘔吐物から、ヒトの手などを介して、二次感染した場合
  • 食品流通過程で汚染された食品を食べた場合
  • ノロウィルスに汚染された二枚貝を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合
  • ノロウィルスに感染しても発症しない (不顕性感染者) 例も多く、ウィルス量が多い方もいます。

検査方法 (遺伝子検査法 :LAMP 法)

  • 遺伝子増幅法で高感度検出
  • 低コストを実現
  • 一定温度 (63 ℃) 下で増幅から検出までを 1 ステップで実施可能
  • 検査に要する所要時間 (0.5 日程度) ⇒ 迅速

※御要望に応じ、抗原抗体法 (イムノクロマト法) も実施しておりますが遺伝子検査法と比べ検出感度は劣ります。

お問い合わせ

公益財団法人 島根県環境保健公社
〒 690-0012
島根県松江市古志原 1 丁目 4 番 6 号
TEL. 0852-24-0208 (直通) / FAX. 0852-24-1003
【担当】 臨床検査課