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マンモグラフィ乳がん検診


乳がん患者は、ここ数年世界的に増加しています。日本においても 2005 年の乳がん罹患者数は 41,000 人を越え、23 人に 1 人の女性に乳がんが発症するとされており、壮年期 (30 歳~ 64 歳) 女性のがんのトップとなっています。

しかし、乳がんは早期に発見し治療すれば、乳房を温存させることができ、治癒率も高いがんです。従来から、視触診による乳がん検診が行われてきましたが、視触診のみによる検診は「有効性を示す根拠は必ずしも十分でない」(旧厚生省「がん検診の有効性評価」研究班) ことからも、欧米諸国で有効と評価されているマンモグラフィ検診を導入しています。

マンモグラフィとは、乳房の X 線 (レントゲン) 撮影により視触診ではわからなかった比較的早期の乳がんを効果的に検査するができ、また触れるシコリが、がんであるかの鑑別にも有効です。当公社は、マンモグラフィ専用の検診車の導入及び総合健診センターに機器を導入して、巡回と施設の両面から検診体制を充実しています。