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おかげさま創立 50 周年

 

立 50 周 年を迎えるにあたり                                                   

 

 

私たち島根県環境保健公社は、昭和 48 年 2 月に島根県予防医学協会、島根県成人病予防協会、結核予防協会島根支部の 3 団体を統合するとともに、当時、高度経済成長により社会的な問題となっていた公害の検査機関としての機能を加え設立されました。

設立時には、「予防医学活動を主軸として環境保健事業を推進し、島根県民の健康の増進と福祉の向上に寄与する」ことを目的として掲げ、以後 50 年に亘り各種健診・検査事業を県内全域で実施してきたところです。

この間、平成 8 年には人間ドックを中心とした施設である「総合健診センター」を開設し、県内では珍しく病院ではない健診施設として県民の皆様を中心に多くの方にご利用いただいてきました。平成 18 年には食品検査棟を増築し、環境事業における新規事業として食品検査を開始しました。平成 24 年 4 月には、冒頭に挙げた新定款のもとで財団法人から公益財団法人に移行し、「健康づくり事業」と「環境事業」について、これまで以上に公益性を重視した事業運営を行ってきております。平成 29 年 3 月には、浜田支所を移転・新築し、県西部の健診・検査体制について再構築を行いました。さらに、令和 3 年 3 月には出雲圏域検査センターを開設し、新型コロナウイルスの検査体制を整え、行政機関などの検査依頼に対応しています。

この度の 50 周年という節目において、改めてこれまでの皆様方の多大なるご支援に対し深く感謝を申し上げます。

これからの 50 年を考えますと、急激に進む少子高齢化や人口減少などの問題、感染症への対応など、当公社を取り巻く環境の変化に今まで以上に柔軟かつ機敏に対応していく必要性を強く感じています。私たちの責任・役割を改めて認識し、公社事業に邁進したいと考えています。

 

令和 5 年 2 月 26 日

公益財団法人島根県環境保健公社
理事長 吉川敏彦